[ diary ]

偶然の日のこと。

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無意識に選び取っているのは偶然ではないのですね、
というのばらさんの言葉に切に納得してしまった。
2010年、6月に訪れていたポラリス ジ アートギャラリー
この先、本当にギャラリーがあるの? と思うほどの山道を進むと、緑に囲まれたガラス張りの素敵なギャラリーがぽつりと現れた。
その日はよく晴れた日で緑が眩しく、聴こえてくるのは鳥の声と
風に揺れる木々の音。
北鎌倉のそのギャラリーでは足立涼子さんの展覧会が開催されていた。
足立さんの作品と 木々に囲まれたその場所が交り合いひとつの作品となっていたのがとても印象的だった。
先日、のばらさんと岡安さんの会話から、それってもしかして・・・
と感じた言葉が飛び交った。
朗読家の岡安さんが、その日に朗読会を行っていたという、
なんと偶然なことでしょう。
そして のばらさんもそれに合わせ訪れていたということだった。
のばらさんとはまだ仲良くなる前のことで、
岡安さんとはお知り合いになる前のこと。
同じ日、同じ場所に訪れていたという偶然に驚いた。
ただ、時間が少しずれていたので岡安さんの朗読は聞けずにいたのが今となってはとても残念なこと。
あの心地よい空間がさらに心地いい空気に包まれたことでしょう。
偶然の輪、広がるものですね。
その前日は葉山の近代美術館でノルシュテインの「話の話」を観に行った。
ノルシュテインの感覚的な世界観に映像の奥深さがなんとも素晴らしい。
また展示の機会があったら絶対に観にいきたいと思っている。
ふたりの会話から特別に感じていたあの日のことを思い出したのでした。

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