[ diary ]

時を経ても残るもの

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ウェブマガジン アパートメント のライターをしていたのは今からちょうど二年前の12月と1月。時のスピードは日々とても速く感じるのに 二年前のこの記事は遠い過去のような懐かしさ。

 

二年前のアパートメントでのコラムです。

 

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BRONICAという真四角の写真が撮れるフィルムカメラで 父は 母と幼き頃の私を写していた。

古いアルバムには このカメラで写されたモノクロ写真が何枚も貼られている。

しばらくして父はこのカメラを写真好きの叔父へ譲り 何十年という時を経た。

 

七年前、父が亡くなった。

一周忌の時だったろうか、たまたまその叔父にフィルム写真を撮っていることを話すと 何十年も使っていないので写るかはわからないけれど、父から譲り受けたカメラがある、と。

幼き頃の私を写したそのカメラは、何十年という時を経て私の手に渡ることになった。

まわり道をして私の手元に戻ってきた、なんだかそんな風にも感じている。

 

写真というのは写した瞬間から過去のこととなる。

幼き頃のアルバムを眺めていると頭の片隅にあったのかさえも憶えていないような記憶が ぼんやりと浮かんでくる。

先日、映画監督の森崎東さんのドキュメンタリー番組を観た。

監督自ら認知症の病に立ち向かい記憶を辿りながら作品を作り上げていく。

その中で記憶は愛であるという言葉が何度も繰り返されていた。

写真として記録されたものが記憶として過去を蘇らせること。

色褪せた写真に、その時間その場所にいて、生きていたという証を感じながら 「記憶は愛である」という言葉が交差していた。

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2015.12.17

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リニューアルオープン後はじめてのPGIで三好耕三 「RINGO 林檎」

やっと観にこれた。

奥行きを感じる写真はまるでそこにいるかのような錯覚を覚える。

三好さんのとんでもなく美しいプリントに見惚れながら、でてきたのは溜息だった。

PGIを後にし冬青へ。亀山仁写真展「Thanaka II 雨安居(ウアンゴ)」

亀山さんのプリントの美しさももちろんのこと一枚一枚のキャプションもよかった。

読んでから見るとまた違った見え方を楽しめる。

ミャンマーのスコールはすごい。

・・・

マームとジプシーの舞台『書を捨てよ町へ出よう』へ。

寺山修司『書を捨てよ町へ出よう』を時代を新たに表現したもの。昭和臭は全く感じられなかった。

それはあれかな、衣装がミナペルホネンってせいもあるのかな。

 

つみれと小海老のかき揚げが美味しかった昨日のこと。

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2015.12.16

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TPPG 菱沼勇夫「Kage」

心の奥底に眠っている得体のわからない何かが目を覚ますような感覚になってゆく。

内に潜めている何かを掘り下げ自分自身を開放し曝け出すということに思いを巡らせる。

前回の作品を見て密かに感じていたざわつきは今回の作品で更に加速し私の内に潜んでいるであろう何かを刺激続けるのだと思った。

ざわざわと。

 

菱沼さん、トーテムメンバー最後の展示。

インプット期間を経てまた更なる今後の活躍を楽しみにしてるのです、友人として。ファンとして。

 

とても楽しい夜でした。昨日のこと。

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