[ diary ]

Category:BRONICA

時を経ても残るもの

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ウェブマガジン アパートメント のライターをしていたのは今からちょうど二年前の12月と1月。時のスピードは日々とても速く感じるのに 二年前のこの記事は遠い過去のような懐かしさ。

 

二年前のアパートメントでのコラムです。

 

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BRONICAという真四角の写真が撮れるフィルムカメラで 父は 母と幼き頃の私を写していた。

古いアルバムには このカメラで写されたモノクロ写真が何枚も貼られている。

しばらくして父はこのカメラを写真好きの叔父へ譲り 何十年という時を経た。

 

七年前、父が亡くなった。

一周忌の時だったろうか、たまたまその叔父にフィルム写真を撮っていることを話すと 何十年も使っていないので写るかはわからないけれど、父から譲り受けたカメラがある、と。

幼き頃の私を写したそのカメラは、何十年という時を経て私の手に渡ることになった。

まわり道をして私の手元に戻ってきた、なんだかそんな風にも感じている。

 

写真というのは写した瞬間から過去のこととなる。

幼き頃のアルバムを眺めていると頭の片隅にあったのかさえも憶えていないような記憶が ぼんやりと浮かんでくる。

先日、映画監督の森崎東さんのドキュメンタリー番組を観た。

監督自ら認知症の病に立ち向かい記憶を辿りながら作品を作り上げていく。

その中で記憶は愛であるという言葉が何度も繰り返されていた。

写真として記録されたものが記憶として過去を蘇らせること。

色褪せた写真に、その時間その場所にいて、生きていたという証を感じながら 「記憶は愛である」という言葉が交差していた。

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2015.08.31

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8月最終日。

残暑を感じることなく涼しいまま夏が終わる。

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2015.08.23

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3月3日

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偶然の日のこと。

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無意識に選び取っているのは偶然ではないのですね、
というのばらさんの言葉に切に納得してしまった。
2010年、6月に訪れていたポラリス ジ アートギャラリー
この先、本当にギャラリーがあるの? と思うほどの山道を進むと、緑に囲まれたガラス張りの素敵なギャラリーがぽつりと現れた。
その日はよく晴れた日で緑が眩しく、聴こえてくるのは鳥の声と
風に揺れる木々の音。
北鎌倉のそのギャラリーでは足立涼子さんの展覧会が開催されていた。
足立さんの作品と 木々に囲まれたその場所が交り合いひとつの作品となっていたのがとても印象的だった。
先日、のばらさんと岡安さんの会話から、それってもしかして・・・
と感じた言葉が飛び交った。
朗読家の岡安さんが、その日に朗読会を行っていたという、
なんと偶然なことでしょう。
そして のばらさんもそれに合わせ訪れていたということだった。
のばらさんとはまだ仲良くなる前のことで、
岡安さんとはお知り合いになる前のこと。
同じ日、同じ場所に訪れていたという偶然に驚いた。
ただ、時間が少しずれていたので岡安さんの朗読は聞けずにいたのが今となってはとても残念なこと。
あの心地よい空間がさらに心地いい空気に包まれたことでしょう。
偶然の輪、広がるものですね。
その前日は葉山の近代美術館でノルシュテインの「話の話」を観に行った。
ノルシュテインの感覚的な世界観に映像の奥深さがなんとも素晴らしい。
また展示の機会があったら絶対に観にいきたいと思っている。
ふたりの会話から特別に感じていたあの日のことを思い出したのでした。

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